2023.08.30

ワーキングマザー座談会 「働き方やキャリアを選べる環境。」 私を大事にしてくれている、そう感じられるから、 モチベーションが高いまま子育てとキャリアを両立する。

育児・介護を支援する制度は一様に整っていても、実際の働き方は会社や職場によってさまざまです。子育てとキャリアの両立を経験する女性たちに働き方について話を聞いてみました。

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大木 環美(写真左)

金融イノベーション本部

グローバルカスタマーサクセス室 BX統括部 コンサル&セールス担当

2011年入社。技術開発本部の自然言語処理技術を活用した開発職を経て、初の異動で金融イノベーション本部に。6歳双子の母。

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堀 清華(写真中央)

金融イノベーション本部

グローバルカスタマーサクセス室 事業戦略企画担当

2002年入社。金融分野の開発・運用コンサル職、プロジェクトリーダー等を経て、現在は管理職として主に育成、事業戦略を担当。1歳児の母。

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原田 南美(写真右)

金融イノベーション本部

グローバルカスタマーサクセス室 BX統括部 コンサル&セールス担当

2011年入社。金融分野の営業職、開発職を経て現在はSaaS企業、メガバンクを担当。3歳児の母。

変わる働き方

育児中の人は特別…という感覚ではなく、男性も女性も、管理職も、それぞれのワークスタイルで働ける環境ができてきた。

 

大木 ) 昨年、技術開発本部から金融イノベーション本部に異動して気が付きましたが、原田さんとは同期ですよね。普段、テレワークなので部内の飲み会で初めて知りました。

原田 ) 私は入社してから金融分野の営業職で、途中、開発をやりたくて異動し、お客様のメガバンクに常駐していました。ちょうどその頃、妊娠がわかり、当社の通勤緩和措置の制度を利用してラッシュ時間を避けて通勤できて、すごく助かりました。その後、育休に入って2年3カ月休職し、復職した時がちょうどコロナ禍で、職場の働き方がすっかり変わっていたのに驚きました。

大木 ) この数年で変わりましたよね。私は2016年に出産して育休に入り、1年8カ月で復職しました。双子の育児にひたすら追われるだけの日々から復帰したときは「仕事って楽しい!」って思いました。今も基本在宅で、通勤は週1くらいですね。平日に子どもの通院もできるし、通勤時間もないので、時間を有効に使えて働きやすいです。テレワークがなかった頃はどうやって両立していたのか疑問に思うくらいです。

原田 ) 私もほぼ全日テレワークです。「子どもに何かあればまず子ども」と考えて時短勤務にしていますが、そろそろ裁量制に切り替えてフルタイムで働きたいなと思っています。

堀 ) 私は育休をとらずに産休と年休などを合わせて4カ月半くらいの休職で復帰しました。

原田・大木 ) すごい。

堀 ) コロナ禍の出産だったので、最初は5時間勤務から始めて1年くらいかけて徐々にフルタイムに戻したけど、それもテレワークが当たり前という環境だったからできたことかも。今は週に1-2回の出社頻度です。
皆が自分のスタイルで働ける職場になってきたから、育児中の人だけが特別という感覚が少なくなってきたことが働きやすさに繋がっているかもしれないですね。うちの課にも「本日、子どもが病気なので自分が看ます」という男性メンバーがいたりして、「どんどん休んで」と思います。

 

 

高まる生産性

限られた時間の中でいかに仕事をするか。働き方や勤務時間がそれぞれ違っても、皆がしっかりとパフォーマンスを出せる、そんなチームが基本。

 

原田 ) 男性の同期で育休を半年取った人もいるし、男性の育休も当たり前になってきた気がします。チームの予定表にも「定時退社」という文字をよく見かけますが、お子さんのお迎えなどをされているようです。

大木 ) 当社の男性社員の育児参加度はすごいと感じています。

堀 ) ずっと前に、課で定時退社と決めているメンバーがいて、その分、就労時間内は雑談する間も惜しんで働いていたの。そのメンバーに「20時、21時退社を前提に働いている人と感覚が合わない」と相談されました。その頃から、皆が有限の時間内でどれだけやるかを考え、働き方が違ってもしっかりと皆がパフォーマンスを出せるチームを作りたいと思うようになりましたね。

原田 ) 私も育児との両立で、限られた時間で効率よく仕事をする癖がついて、以前よりも中身の濃い働き方ができていると思います。

堀 ) 自分自身も、出産前は朝から晩までノンストップで働いていたけど、今は17時から21時が育児集中時間で、仕事が残っていたらその後に再開する働き方が基本になりましたね。自分のペース・働ける時間で仕事ができるから、プライベートのゴルフとか趣味も犠牲にすることなく自由にやらせてもらっています。

大木 ) 当社の女性社員なら誰でも参加できるワーママコミュニティでも、いろんな働き方をしている方がいますよね。子どもの年齢ごとにグループ分けがされていて、Teamsのランチタイム座談会などで何でも相談できるので、育休中は復帰の計画とか、今は小学校の入学準備とか、色々情報を仕入れています。

原田 ) 同じ会社だから、利用したいなと思っている制度のことなども詳しく聞けて、とてもいい情報源ですよね。

大木 ) 日頃のタイムスケジュールなどを聞くと皆が創意工夫して両立していることが分かって、頑張っているのは自分だけじゃないと勇気づけられます。

 

 

Photo of the day ワーママの日常

堀 清華

社内のゴルフコンペに参加。初対面の人でも大自然の中で一緒に楽しむと、仕事で会ったときにとても会話がスムーズになる。仕事や育児があっても、
昔から楽しんでいた自分時間はキープする!(コンペはだいたい金曜日。翌日休めるからと室長が薦める)

大木 環美

休みの日には、夫の運転でおでかけすることも。
おでかけ先では、娘たちも大はしゃぎで遊び倒します。

原田 南美

同じ会社の夫は育児家事をシェアしてくれる頼れるパートナー。
計画から当日まで一緒に娘のハレの日をお祝いしました。

育児・介護等に関する制度

【健康管理】

定期健康診断、健康相談、人間ドックなど

 

【保険】

雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険

 

【休日・休暇】

週休2日制、祝日、年末年始休暇、夏季休暇、年次有給休暇20日、特別休暇(慶弔ほか)、病気休暇、ライフプラン休暇、産前・産後休暇、介護休暇、看護休暇など

※特別休暇(出産・育児・生理)及び病気休暇については試用期間中は無給

 

【出産休暇】

出産予定日前6週間目(双生児などの場合は14週間目)にあたる日から出産後8週間目にあたる日まで休暇が取得できる制度

 

【育児休職制度】

最長で子どもが満3歳になるまで一旦休職することによって育児に専念し、休職後に引き続き勤務できる制度

 

【介護休職制度】

●育児のための短時間勤務
育児を理由として、子どもが小学校3年生の年度末まで、4・5・6時間という短時間の勤務を選択することができる制度

●介護のための短時間勤務
介護を理由として、最長3年4・5・6時間という短時間の勤務を選択することができる制度

 

【育児・介護期間中の時間外及び深夜勤務等の制限】

予め届出を行うことで時間外及び深夜勤務を制限もしくは免除とすることができる制度

 

【再採用制度

パートナーの転勤、妊娠・出産・育児・介護等によりやむなく退職する社員が、事前に再採用希望者登録をしておけば、退職後(期間制限有)に再度選考を経て就労できる制度

※入社3年以上

 

【有給休暇制度(年次休暇)】

年間20日間の有給休暇(年次休暇)があり、1日単位、半日単位、または、1時間単位で休みを取ることができる制度

 

【テレワーク制度】

会社貸与のノートパソコンやスマートホンを利用し、場所を問わない働き方のひとつとして、外出先や自宅での勤務を可能とする制度。

 

【裁量労働制度・フレックスタイム制度】

始業及び終業の時刻を自主的に決定し働く制度。生活と業務の調和を図りながら、効率的に働く事ができ、労働時間を短縮できる