2025.01.16

エンジニア経験者が語る、金融分野の魅力とは

profile

沖山 裕太(右)

第一金融事業本部 金融グローバルITサービス事業部 第一開発統括部

金融系の中堅SIerでシステムエンジニアとして活躍した後、大規模プロジェクトのPMを志し2007年に入社。クラウド案件やデータ活用案件など、DX系のPMを経験した後、現在は情報系領域におけるメインフレームのモダナイズ案件に携わる。

profile

近藤 栄一郎(左)

金融イノベーション本部 グローバルカスタマーサクセス室 BX統括部

証券総合システム関連プロジェクトでコーディングや保守運用を経験した後、質の高いプロジェクトマネジメントスキルを学ぶため2007年に入社。現在は大手銀行に向けたDX案件、金融市場系システムの海外PKG導入プロジェクトのリーダーとして活躍中。

profile

庄司 隆太郎(中央)

第二金融事業本部 しんきん事業部 信用金庫統括部

損害保険会社の基幹システム刷新プロジェクトに携わった後、スキルアップを志し2022年に入社。現在は地域金融機関利用者向けのスマートフォンアプリの開発に従事している。
※都合により、座談会にはオンラインで参加。

エンジニア経験を活かしながら、今以上のスキルアップを目指して

――本日はお集まりいただきありがとうございます。早速ですが、皆さんがNTTデータを選んだきっかけはどのようなものでしたか?

 

庄司) 私はスキルアップをするためです。新卒ではユーザー系SIer入社し、JavaやBRMSを採用した大規模かつ長期間の基幹システム刷新プロジェクトに携わっていました。30歳を目前にしたとき、より多くのお客様と関係性を持ち、短納期のプロジェクトに携わることで、さらなるスキルアップをしたいと思いました。そんなときに出会ったのがNTTデータです。

 

プロジェクトが豊富にあるNTTデータなら、私の希望はすぐに叶うと思いましたし、前職での経験は、金融分野なら活かせるイメージもありました。また金融だけでなく、法人、公共といった幅広い業態があることも、今後のキャリアを見据えた際に魅力的だと感じました。

 

沖山) 私もスキルアップが理由の一つです。当時はシステムエンジニアとして自信がついていたため、今度は大規模プロジェクトを任される一流のPMになりたいと思っていました。いろいろ転職先を探しましたが、業界トップのNTTデータが挑戦の場としては最適だと感じましたね。また、中堅SIerでデリバティブシステムの開発に携わっていたので、これまでの経験との親和性を感じたことも後押しになりました。この点は庄司さんと同じですね。

 

近藤) 私はスキルアップに加え、学びの場としてNTTデータを選びました。当時は開発現場の一担当者として複数のプロジェクトに対応していましたが、リリース後に障害が発生することが多々あり、どうしたら品質を担保したシステム開発ができるか、日々悩んでいたんです。そんなとき、NTTデータが「大規模案件でありながら障害のない、高品質のシステム開発を進めている」ことをニュースで知りました。

 

どのように進めれば、あれほどの大規模プロジェクトをトラブルなく完遂できるのか。その疑問の答えを知るとともに、品質を確保したプロジェクトマネジメントスキルを学びたいと思い、NTTデータの門戸を叩いたんです。

 

――なるほど、ありがとうございます。入社前、NTTデータにはどのような印象をお持ちでしたか?

近藤) 入社したのは17年前ですが、当時から「日本トップクラスの開発実績を持つ会社」という印象がありました。類まれな経験ができるイメージが持てましたし、自分が培ってきたスキルがどこまで通用するのか試してみたいという意欲も湧きましたね。

 

庄司) 私もNTTデータはとても大きな会社という、漠然としたイメージを持っていました。だからこそ、入社前は自分のスキルが通用するのか、正直不安もありましたが、そんなときに読んだUpToData等の社員登壇記事はとても励みになりました。自分と似たような経験をしている方やスキルを持った方の活躍ぶりを知り、応募の後押しになったんです。

夢の実現と新たな目標。NTTデータで見つけた、新しいキャリア

――前職で培ったスキルのうち、特に役立ったと感じるものがあれば教えてください。

 

近藤) 証券系の専門知識でしょうか。たとえば海外のレートの見方、取引単位や数字の読み解き方、それらの要素をシステムへ反映する方法などです。金融分野は専門用語が特に多いのですが、はじめから知識を備えていたことでいいスタートを切れたと感じています。

 

庄司) Javaのプログラミングスキルや設計書作成経験は特に役立っていますね。開発の方とソースベースで会話をしたり、バグの一次調査を自ら行ったうえでコミュニケーションをしたりすることができるので、やり取りが非常にスムーズです。

 

沖山) 会社やプロジェクトが変わっても、システム開発という大きな枠組みは変わらないので、基本的にはすべての経験が活きていると思います。その中でもコミュニケーションスキルについては、前職での経験が大いに役立っています。エンドユーザーから要件を聞く際、あるいはプロジェクトメンバーとコミュニケーションをとる際、相手に理解していただける言葉を選択することはとても重要です。この点はエンジニア経験者なら、どなたでも備えている、役立つスキルと言えるかもしれません。

 

――入社当時、思い描いたキャリアは実現できていますか?庄司さん、いかがでしょうか。

 

庄司) 多くのお客様と関係性を持ち、短納期のプロジェクトに携わるという夢は叶っています。特に大規模プロジェクトが中心だった前職では役割ごとに所掌が決められていたため、自分の意思をプロジェクト全体に反映することが難しく、歯がゆい思いをしていました。その点、現在のプロジェクトでは全体感を把握し、時に直接手を動かしながら、プロジェクトをけん引できており、とてもやりがいを感じています。

 

――近藤さん、沖山さんは入社から期間は空いていますが、当時を振り返っていかがでしょうか?

 

近藤) 高品質なシステム開発手法を学びつつ、PMとして成長したいという、当初抱いていた希望は叶ったと思います。ただ、これまで携わっていたプロジェクトはウォーターフォール開発が多かったので、今後はアジャイル開発や短納期の開発にも対応できるように、継続してスキルアップに励みたいですね。

 

沖山) 大規模プロジェクトのPMになるという漠然とした目標が叶った結果、さらなるレベルアップへ向けて視野が広がりました。これはうれしい誤算ですね。NTTデータは研修制度が充実していて、体系だった資料がいくらでも入手でき、好きなだけ学べる環境だからこそ、新たな目標が多く見つかり、挑戦し続けることができたと感じています。

 

庄司) 学びの場というと、デジタルワークプレイスの存在はとても便利だと感じています。ここでは、いつでも他の社員のプレゼン資料や振り返り資料などが閲覧できるんですが、現在のプロジェクトにも他部署の情報がとても役立ちましたね。

新卒や経験者採用の壁もなく、いつまでも学び、成長できる場所

――経験者採用の方には評価制度も気になるポイントだと思います。その点で、魅力的だと感じる点はありますでしょうか?

 

庄司) 評価者となる上司の方と日常的に話す機会も多く、目標に対するフィードバックをいつでもいただけます。しっかり自分のことを見て、評価していただけるため納得感がありますね。

 

沖山) 経験者採用と新卒採用の間に壁はまったく感じません。私自身、今は部長という立場ですが、とてもフラットに評価していただいたと感じています。

 

――ありがとうございます。評価制度に限らず、入社後に感じたポジティブなギャップはありますでしょうか?

 

沖山) 正直、入社前はどこか固い印象を持っていましたが、その認識は覆りました。役職ではなく「さん」づけで呼び合う社風には風通しの良さを感じましたし、上の方も積極的に情報を吸い上げてくれるので、発言しづらいと感じたことは、この17年間一度もありません。

 

また、最近では全社で情報の流通を意識していることもあり、新技術のインストールが容易になりました。メンバーと役職者の接点を増やす面談施策もスタートするなど、よりフラットな組織になったと感じています。

 

近藤) 情報の流通という点では、他部署とのコラボも増えましたね。部署を横断しての勉強会も活発でいつでも参加できますし、もっと気軽にTeamsを使って相談することもできるので、コミュニケーションは容易になったと思います。「他部署の仕事にチャレンジしたい」、「スペシャリストを目指して経験を積みたい」と思ったときに、必要な情報が簡単に手に入り、すぐにチャレンジができることは、現在のNTTデータの魅力ではないでしょうか。

 

――人も、制度も、本当に風通しがいいことが伝わります。最後に、NTTデータ(金融分野)で実現したい目標やキャリアについて教えてください。

庄司) 「この人に任せたら大丈夫!」と思っていただけるPMになることが最終的な目標です。そのためにエンジニアとしてのスキルとマネジメントとしてのスキル、どちらも磨いていきたいと思っています。NTTデータは若手社員もとても優秀で学ぶことが多いと感じているので、周囲のメンバーからいい刺激をもらいながら成長していきたいですね。

 

近藤) 今、意識しているのは、お客様とともに何かをつくり出すことです。言われたことに対するアウトプットをするだけではこれまでと変わらないので、ビジネスパートナーとして新しい何かを創出しながら、PMとして取りまとめていくことが、今後の目標です。

 

沖山) 既存のビジネスモデルだけでは継続的な成長が難しくなり、「金融」という枠を超えた新たなサービスを生み出そうとしている中、IT×金融のイノベーションをお客様とともに実現していく。そんな組織をつくっていきたいと思っています。

そのためのチームや組織を作り上げるために、新しい仲間が必要です。金融分野に限らず、法人、公共、あるいはグローバルなど、NTTデータには豊富な選択肢がありますので、エンジニア経験者の方には、NTTデータの雰囲気やメリットを知っていただき、私たちの仲間に加わっていただけたら嬉しいですね。

 

※掲載記事の内容は、取材当時のものです。